どんな事務所を作るか

地方の弁護士は町の何でも屋さんであることが多いです。

それでも、商事分野に強いところ、労働問題の取り扱いが多いところ、刑事事件に熱心なところ、債務整理に力を入れているところ…など、ポイントの置き所は様々です。

どの分野も取り扱うにしても、何か特色や売りが欲しいところです。

 

自分について考えると、自分の実力とは関係ないですが、やはり女性であることが他の弁護士と差別化を図りやすいところです。

私が入会してからしばらくは県内に女性会員は私だけという時期がありました。

ここ数年、ようやく身近にも女性弁護士が増えてきましたが、まだまだ男性弁護士に比べれば少なく、女性弁護士を希望する方というのは定期的にいらっしゃいますので、ありきたりではありますが、そのようなニーズに応えられる事務所を作るのをまずは目標としていきます。

 

もっとも、私は離婚での男性の代理人をすることも結構あります。相手方の気持ちがわかるのではと女性弁護士を希望される男性もいらっしゃいますね。

 

いずれにしろ、企業法務中心ではなく、家事事件・個人の一般民事事件が中心の事務所となると思いますので、日頃弁護士に縁のない方が相談をしやすい、敷居の低い事務所を作りたいと思います。

そして悩みを持って訪れる方にほっとしてもらえる空間になればと思います。

 

2010/06/28